BD

BD…「バンド・デシネ」とは、フランス語圏のコミックのこと。
今やストーリー優先になってしまた日本の漫画とは違って、一コマ一コマ全力投入の、イラスト好きにはたまらないコミックだ。
（逆に、ストーリー的には、高尚すぎて近寄りがたい。）
大友克洋、藤原カムイといった凄腕漫画家は、みんなこのBDに強い影響を受けている。

氷河期　―ルーヴル美術館BDプロジェクト― (ShoPro Books) (2010/11/09) ニコラ・ド・クレシー 商品詳細を見る

ル・グラン・デューク (2011/09/01) ヤン、ロマン・ユゴー 他 商品詳細を見る

Die hermetische Garage (2008/05) Moebius 商品詳細を見る

「氷河期」は好き嫌い別れるなー。
「ル・グラン・デューク」の画力はすごいけど、人物がなー。
MOEBIUSは、大友さんや藤原くんの憧れ。


自分は趣味の延長でイラストレーターになったんだけど、趣味を仕事にするとだめ、というタイプ。
昔はヒマがあればペンを走らせていたけど、いまや息抜きは絵を描かないことになってしまった。
それを「ダメだな」とも思っていなかったけど、こういう良い作品に触れると、ちょっとプライベートで描きたくなってくる。
日本でこういった仕事に近いのは、映画以外の宮崎駿さんか。

宮崎駿の雑想ノート (1997/07) 宮崎 駿 商品詳細を見る

これとか、

泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノート (2002/07/15) 宮崎 駿 商品詳細を見る

これ。

ゆっくりとむちゃくちゃ描き込んだストーリー漫画を、余暇に描いてみようか。
今は作品をネットにも流せるし。
漫画と絵本の中間。
なんて構想を酔眼でしていたら、なんと、絵本の話が舞い込んだ。
童話の挿絵はやったことあるけど、絵本というのは初めて。
何か、新しい扉が開きそうで、不安もあるけどワクワクする。