降り出しました。
網戸越しに、湿気の長いベロが部屋の中へ入り込みます。
締め切ると暑いし、エアコンはなるべく使いたくないし。
これから一週間は、きゃっほー、亜熱帯です。
盗難アジア、どうなんアジア? などと言わなくても、自宅に亜熱帯の方からやって来てくれる。
籐の椅子かなんかにだらしなくもたれて、ぬるいタイガービールでも飲みながら、湿気でぼそぼそのギターを弾いて昼寝をしよう。
気分はアジアンリゾートだ。
ニョクマムか醤油味のおかゆだ。アジアンリゾットだ。
浜名湖フォークジャンボリー(HFJ)2010、出演者のリストを見ています。
2日間に62組っ。
ほぼ全国規模のイベントに育ち、津々浦々から様々なプレイヤーがやって来ます。
浜松・牧之原・磐田・田原・静岡・函南・島田・豊橋・東京・新潟・仙台・藤枝・神奈川・大阪・奈良・新城・江南・四日市・一宮・八幡・刈谷・春日井・飯田(わし)
全員で何人なのかわかりませんが(聴くところでは120人くらい?)、この人たちと2日間おつきあいし、また初日夜の交流会で親交を深めます。
すると、
「こんどこっちへおいでよ」
「次回はあそこへ行こうよ」
という話しに、自然に発展するものであります。
というわけで、またまた秋以降の出張が増える次第。
ああ、なんて楽しいんだ。
HFJは「会場のみんなが歌える曲」をおさえることがルールになっています。
なので、一応皆さんはそういった唄を持ち込みますが、実はよく聴いてみると、もっと別の所に根っこを張っている人たちもいます。
私も芯の部分はフォークブルースとか、ブリティッシュとか、探さなければ聴けない音楽が占めています。
先日出かけた京都では、ほとんど音楽趣味の重なった仙人にも出会えました。
こうして間口は広く、奥行きは深く複雑に、そんなモットーで当分音楽します。
わはははー、その私の音楽趣味に最も近いおっさんたちのCD、届きました-。
有山じゅんじと山岸潤史(ウエストロード・ブルースバンド)の合体アルバム、しかもスペシャルゲスト細野晴臣ぃーー。あ、中身もCDとDVDの合体だ。
初めて有山さんのギターを聴いた人は、「あ、中山のギターはこの人がルーツだったんだ」と言います。
いやいや、腕前は遠く及びませんが、弾き方の特徴、匂いが似ているのです。
人間とチンパンジーは別物ですが、人間&チンパンジーはライオンと比べればほとんど一緒、という感覚ですね。
いやぁ~、気楽にたばこふかしながら自由にやっている。それでいて圧倒的なテクニックの裏付け。本当の大人の音楽。
亜熱帯週間のBGMにはもってこいです。
「常夜食堂・鈴木常吉 愛知・長野ツアー」---さめた目刺しが何よりおいしい夜がある。---
TBSドラマの挿入歌に採用され、ようやく世間がその存在に気がついた鈴木常吉のライブ。郷愁のコトバと哀愁の旋律、夕暮れが部屋の隅にわだかまり始めた黄昏の情景。セピア色になった遠い記憶のほの温かさのような唄たちです。
■6月27日(日) 19時開場 19時30分開演
■前売2,500円 当日3,000円
■ふぉの(長野県飯田市中央通り4 金太丸ビル地下)
Tel 0265-52-6459
■問い合わせ
Mail:sakaiya@sky.plala.or.jp
Tel:0265-59-7595(中山)
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