フェイドアウト
菌 VS 菌

若い頃のメンテナンスがへぼかったので、親知らず以外、4本も抜けている。
更にブリッヂなどの処置で、掃除の難しい奥歯の歯周ポケットが日本海溝になり、ますますメンテが出来なくなってしまった。
ウォーターフロスや口腔洗浄液で、ポケット内部の清掃を心がけるが、とても無理だ。
普通の歯磨きは「満点」のお墨付きをいただいたが、そんなわけでポケットについては、毎月歯科医で清掃してもらっている。
なんとか手立てはないものかと調べたら、乳酸菌が歯周病菌を駆逐するという情報を知った。
そこで、さっそく乳酸菌の口腔洗浄液を購入し、朝夕試用した。
なんとなくいい感じだ。
自覚する口臭もなく、強く噛みしめられるようにもなった。
そこで、昼にも舐めるだけというタブレットを使い始めた。
これで歯周ポケットが浅くなったら、万歳だ。
菌をもって菌を制すっ。
もう少し経過観察です。
手塚治虫の呪縛と葛飾北斎

手塚治虫が神様だった。
彼の言説は、どれも正論であり、金言、格言だった。
その彼が、晩年、NHKの特集番組のインタビューで「画力は老衰する」という意味のことを語っていた。
そうして、ケント紙にフリーハンドで円を描いて見せ、「若い頃は、もっと真円に近く描けた」と言った。
それが呪縛になり、年を取ると筆も衰えるのだと刷り込まれた。
実際、老衰した漫画家を何人も見ている。
しかし、そうじゃない人もいる。
つまり、それぞれだ。
でも、自分自身が衰退してないか? と感じる節もあるので、その呪縛は緩まない。
ところが先日読んだ、ある新聞の記事は、「60代、70代、80代でも創造力は進化する」と断じていた。
そしてその証左が北斎だった。
なるほど、画狂翁は、90歳に至るまでも精力的に創造力と画力を華と咲かせていたではないか。
そうだそうだ。葛飾北斎を見よ。
手塚治虫の老衰縛りが外れた気がする。



